「…そこまっすぐ行けば職員室だ。」


しばらく歩いた先で立ち止まると、そう言って来た道を戻っていった。


つれてってくれたのか……!


いいやつじゃないか、黒髪の人。


「あっ

ありがとうございました。」


少し離れた広い背中に忘れずにそう言った。


…名前なんなんだろ。

ま、いっか。