とかなんとかしてるうちに公園についた。
ゆっくり歩いてたから15分ぐらい
かかってしまった。
ちらりと隣を見ると、
愛は緊張しまくりって顔だ。
いつも、あんなにしっかりしてるのに。
少しおもしろいかもと思ってしまったけど
言わないでおこう。
「ほら!行っちゃいなよ!
あたしもう帰るし」
「ん。うん…」
「大丈夫だよ!しっかり!!
じゃあ、また明日ね?」
「ありがとう、愛衣…」
「いいって、いいって。じゃあね」
「うん。ばいばい」
こんなに頼りない愛は初めてだ。
本当、大丈夫かなぁ…。
帰り道。
あたしはずっと愛の心配をしていた。