帰りの車の中であまり会話はなかった。


あたしは、ずっと先生からの

ルーズリーフを握りしめていた。









「おかえりーご飯はー?」


「まだいらなーいっ!」


早く先生からの手紙を読みたくて急いで階段をのぼった。



部屋着に着替えて


心を落ち着かせて


ようやく手紙を開いた。