帰りの車の中であまり会話はなかった。 あたしは、ずっと先生からの ルーズリーフを握りしめていた。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「おかえりーご飯はー?」 「まだいらなーいっ!」 早く先生からの手紙を読みたくて急いで階段をのぼった。 部屋着に着替えて 心を落ち着かせて ようやく手紙を開いた。