この日、1月5日の塾が終わったあと。

あたしは瑞希と親の迎えを待っていた。


この頃のあたしは

中学の授業で習った天体にハマっていて
その中でも冥王星がお気に入りだった。

「ねえねえ瑞希〜!あたし冥王星行きたい!!!」

「それ1日に何回言えばいいの」

呆れながらも話を聞いてくれる
瑞希。

優しいっ!!!


天体について熱弁してると

先生が来た。
うちの学年の男子、篤司と話しながら。

2人が話し終えたタイミングで

あたしは思い切って…

「先生!冥王星ってここからいけますかね?」


ちょっと急だったかな?