病院について、受け付けをした。

まずは、大きい病院でみてもらうのが一番だ。


待ってる間中、明日美はたわいのないことを話していてくれた。
わたしは相槌を打ったりしていただけだった。

誰に似てこんなおしゃべりになってしまったのだろうか、と考えているとふいに笑いが込み上げてきた。

「ぷっ」
「ママぁ なんでそこで笑うのぉ
あすのことバカにしてるでしょ」

とほっぺたをふくらましている明日美が愛しくて、仕方なかった・・・


「小川さーん、小川明日美さーん
1番診察室にお入り下さい」

と看護師さんに呼ばれて二人で席をたった。