「私、1-Aから見ていくわね。」
「じゃあ、美音は1-Eからみていこっと!」
今年の一年生は、A組からE組まであるみたい。
そのクラス分けがはっている、紙を二人が見に行ってくれるみたいだから私は待っておくことにした。
待とうと思って輪から外れたとき、声をかけられた。
「あっ!優愛お前なん組かわかったのか?」
「え?いや、まだわかんない。結菜と美音が見に行ってくれてるから、待ってるの。」
「あー、そうなんだ。俺A組!」
「あっ!そーなの。」
「うん!」
「おい!流星いこーぜ。」
と声をかけた子に、その友達がいった。
「あっ!俺いかなきゃ!じゃあな!!」
「あっ、うん!バイバイ。」
た私はいった。
声をかけてきたのは、幼なじみの市原流星(いちはら りゅうせい)
奥二重のくりくり目をしてて、可愛いらしくて、ヤンチャな顔をしている。
その顔のとおり、性格はおどけていて、クラスのムードメーカーみたいで、みんなに好かれている。
しかも、ツンデレで女子にも人気。
そんな幼なじみに私は、惚れている。小学生の頃から。