どれだけ赤で塗り固めていても、アリサがアリサであればそれでいい。






だけどさ、いつか。


いつか、アリサが“赤”に頼らなくてもイイ日が来たら嬉しいな。




「…俺の苗字になったら、そしたら、赤を卒業しような?」




疲れて眠ったアリサにそっと問いかける。








RED LOVE








真っ赤に染まったアリサだけど、心は白いまま。


ただただ、そのままのお前で居てくれ。




真っ白な心を、いつか、俺色に染めるから。