廃校となった学校のある教室から光が漏れていた。



「ボス!!!」

一人の男が慌ただしく入ってきた。

「なんだ」

ボスと思われる素振りをしたやつがきいた。
やつも、180の小顔で、やはりサングラスをかけていた。

「そ、それが…武藤が死にました」

「…やっぱ、あいつには無理だったか。」

「武藤のやつ、死ぬ前に情報送ってくれればよかったんすがね…」

「馬鹿か、てきがいるのにおくれるはずないだろ。」

「す、すいません」

ボスらしきやつは、つまらんといわんばかりな感じで銃を手にとった。


「ぼ、ボス?!」


パンッ


「お前はもう用済みだ。おい、キリタニ、こいつを警察に見つかるように捨ててこい」


キリタニとよばれたのは若い男だった。

「はい。」

「お前だけは信用できるからな。くれぐれもヘマはするなよ」

キリタニは頭を下げて、死体を運びに行った。