外は真っ暗。もう10時すぎちゃった
なんか怖い。

ガサッ。

びくっ。
音にびっくりして後ろを振り返った。

「な、なんだ。葉っぱかよ」

「ねぇ」

突然声が聞こえて私の肩に手が触れた。

びくっ。
え、な、なになに!?
ゆっくり後ろを向いた。

「だ、誰?」

振り向くと知らない男が3人立っていた。

「お姉さん1人?これから俺たちと遊ばない?」

い、いやいやいや!
やだ。そー思うのに声がでない。
こんなの初めて。
いつも隣には真紘がいたし、こんな暗い時間に1人でいない。
だから声をかけられる事もなかった。

「い、いや…」

やっと声が出たのに小さくて。

「俺らさー男だけで虚しくてさ笑」
「ぎゃははは」
「だから一緒にカラオケでもどーよ」

いや、その言い方どーよ。
面白くもなんともねーし
あー心の中だと言えるのにー

「ね?」

ってそー言いながら男が私の肩を掴んだ。

「き、」

「き?」

「きもいきもいきもいー触んないで!」

男達は突然そー言われてびっくりしてる。

「はぁ、はぁ。」

ゆ、ゆってしまった。

ブチッ。