あれから何週間かたった。
私は週に何回か夏生くんがいるあの店に行っている

「いらっしゃいま…あ!」

毎回行きすぎて少し話したりする仲になった。
最初は向こうから「いつもきてくれてるよね?」て話しかけてくれたんだ。
覚えくれたのが嬉しくていっぱい話したのを思い出した。

「こんにちは、今日も来ちゃいました」

と言っても今日はいつもより結構遅い時間だ。

「今日はもうこないのかと思ったよ笑」

まさか来るに決まってる。
あなたに会いたいんだから。

「買いたいのあるしきますよー笑」

なんて買いたいのなんてないくせに、私はいっつも可愛くない。

「あはは笑そーなんだ。」

え、笑顔!!笑ってくれた
かっこいいよほんと。
てか何買おう。決めてなかった

「あ、日焼け止め!」

目の前に日焼けが少し置いてあって日焼け止めにすることにした。

「日焼け止めならこっち」

え!?
待って。手が…

心臓がドキドキゆってる。
だって、夏生くんの手が私の肩をポンって軽く前に押したから。
思わず立ち止まった私
なかなか動かない私に後ろにいた夏生くんは私の目の前にきて高い背を少しかがめて見てきた。

「どーかした?」

ってうわー
なにそれかっこよすぎる

「…て、あ…なんでもない!どこ?」

「そ?んーとここ!」

そーゆって日焼け止め売り場まで案内してくれた。
もともと買うつもりじゃなかったし
どれ買えばいいか迷う。