え、なにこの音。

「なに?お前、俺らこの辺じゃかっこいいほーだぜ?」

「いや、顔はそうかもだけどほんと無理なんです。あなたみたいな性格」

それに私には夏生くんがいるんです♡
なんて笑

「ちょっと顔がいいからって調子のんなよ?女だからって手ださないと思ったら大間違いだぜ?」

は?

「いや、あんたらもちょっと顔がいいからって調子のんなよ」

てなんで!こんな時ばっか本音ゆってんの私。

「…ふ、やれ。」

その瞬間、男が手を上にやった。
殴られる!
そう思ったけど動けなくてとっさに目をつぶった。

ガシッ。

「………。」

ん?あれ、痛くない
目を少しずつ開けた。え!

「な、なんでここに?」

「てめーらなにやってんだよ。男がよってたかって」

「は?お前誰だよ。部外者は手離せ」

「どーでもいいからとりあえずこの子に手ださないでくれるかな?」

「は?」

そー言った男の手をぐっとねじり伏せた。

「この子、俺の女なんだけど」

え、、。
こんな時は反応しちゃう私。

「く、いってー。…ち、行こーぜ」

諦めて、男3人は帰って行った。

状況が読めない。
緊張がほどけて、その場に座りこんだ。

「大丈夫?」

そー言いながら近くにきてくれた。

「夏生くん。なんで」