―3ヶ月後―
中学2年になって、早くも、3ヶ月がたっていた。この頃から私は少しずつ荒れてきていた…―。

塾をサボり、友達と遊んだりしていた。
最初は私には全然友達がいなかった。
でも、そんな私に話かけてきたのは、ここの学校で一番といっていいほど荒れている子で、何度も事件をおこしているような子だった。

名前は川本由佳。
二年になって転入してきた子だった。
               なぜそんな子が急に私みたいな地味な子に話しかけてきたのかは、だいたい理由はわかっていた。

よく二年になったばっかりの時に、
『あの川本由佳って子らへんのグループって前の学校で結構地味な子とか見かけたら、話しかけて自分らのグループに入れてるらしーよ。しかもその子最終的に不良に変わるらしいよ!!』
『まぢ!?でも今までに誘われてそのグループ入ったの1人もいないんでしょ?んで、その子ら断ってボコられてるっぽい!!』
『まぢ!?こわっー関わらないようにしないと…でも何で地味な子に限るの??』
『噂では地味な子のイメージ壊して不良にするのが好きなんだってー。』