でも私はそんな事ばかりしているギャルの軍団よりも、浩太くんにムカついていた。

普通、元カノや今カノがそんな目に合ってるって知ってるなら、普通助けるでしょ!?

しかも誰に告られてもOKするなんて…
たらしにもほどがある!
…なーんてこんな事思ってんのはうちぐらいだよねー…――。




そんなある日の事、由佳が、
「好きな人が出来たんだけどぉ…千鶴に協力してほしいんだぁ…嫌だったら全然いぃからぁ!!」

本当はめんどくさいけど…大事な友人が言う事だったから断る事はできなった。
「全然いいよぉ♪協力したげる!!んで誰なわけ?好きな人!!」

「ん…浩太クンなんだ♪」

え゛!?まぢで!?あんなたらしを好き!?
「千鶴ー?」

「あっ!そ、そーなんだぁ♪」

「うん!!やっぱモテる人は難しいかなぁと…―だから千鶴に協力してほしいなぁと思って♪」

「そっかぁ〜わかった♪何したらいいの??」

「取り合えずー今カノと別れたらぁ告るつもり!!だから、別れたらぁー呼び出してほしーんだぁ!!でもアタシが今日って言った日ね??本当お願いばっかでごめんーッ!!」

「りょーかいッ!!まぢありがとね♪んぢゃ教室で友達待ってるから帰るね!!バイバーイッ♪」

「はーいッ!!」


そっかぁー…由佳の好きな人は、浩太くんかぁ…。
ある意味ショックかもぉ…由佳があんなたらしを好きになっちゃうなんて…。

まぁ取り合えず、今は応援してたらいいか!…な??