ーミーティングー
「まず、1、4、7、10~20第小隊は会場を必ず二人一組で巡回。2、5、8第小隊はそれぞれ裏口玄関、テラス、中庭に配置。3、6、9第小隊は正面玄関、受付の監視。違和感が有れば会場内に居る俺、もしくはレイカに報告。21、22第小隊は各小隊の援護。小隊長の指示に従え。呼ばれなかった小隊は会場内の監視。…以上。質問は?」その質問には沈黙。…無いようだ。
「次のミーティングは明後日にある各団での合同ミーティングがある。その事を忘れるな。」と言い、一呼吸置き
「…ここからは個人的な報告だ。レイカ。」そう言うとレイカは椅子から立ち上がり、俺の横に。
「報告は2つ。1つ目はレイカが俺の子供を妊娠した。これからはレイカには書類整理や裏で動いて貰う。その事を留意しておいてくれ。もう1つは俺の本当の身分についてだ。」深呼吸して
「俺はクロード・フレア・フォース。これがフルネームだ。…黙っていてすまなかった。」そう言い、頭を下げた。…レイカも頭を下げたのが分かる。
「マジかよ…王家って…」や「確か団長の年齢って24…第一王子と同じ年齢じゃねーか。」「団長が異様に強かった理由もハッキリした。王家じゃ歯も立たねーよ。」などの言葉が聞こえた。