二人でベッドの上に横になり、(部屋はレイカが副団長になった時に引っ越した。隣同士で鍵が付いた扉で直ぐに行き来出来る。鍵は俺の部屋とレイカの部屋の両方に付いており、2ヵ所から開けないと扉は開かない。シエル用のドアもそこに付けた。)俺はレイカの後ろ側から抱き締めてレイカのお腹を撫でてる。…ここに自分の子供たちが居ると考えるとなんとも言えない感じになる。
レイカは横になったら直ぐに眠ってしまった。
俺はレイカのお腹の中に居ると子供たちに
「元気で生まれて来るの待ってるからな。」と囁き目を閉じた。
ー翌日ー
背中にもふもふしたものがある。それが俺の髪を弄ってる。…そんな感覚に目を覚まして、レイカがまだ寝てるから起こさない様に体を起こして髪を弄ってる物の正体を見るとシエルだった。軽やかにレイカを避けてベッドから降りると、猫用のドアをすり抜けてレイカの部屋に。…朝飯の催促か。レイカを起こさない様に起きて人間用のドアからレイカの部屋に入り、シエルの朝飯やシエルのトイレチェックなどを済ませて手を洗い、レイカと俺の分の朝飯作り。
──仕事終わったら食堂が閉まってたなんてざらだから団長、副団長の部屋にはそれぞれキッチンが設備されてる。
作り終わり、レイカを起こす。