「……」目をパチクリ、口あんぐりしてゼリアが絶句してる。
「…大丈夫ですか?ゼリアさん。」とゼリアの目の前で手をひらひらさせるレイカ。…ハッ!!と言う感じでビクッとしてから絶句状態から戻ってくるゼリア。
「…あ、ごめんね。ありがとう。レイカ。」とゼリアが言ってから
「……ドッキリじゃありませんよね?」とゼリア。
「本当の事だ。今度ティーパーティーがあるのを知ってるだろ?…それでレイカの存在があることを話す。…今俺の素性を知ってるのは王族、議会、レイカ、レイス、近衛騎士団のメンバー、そしてゼリアだけだな。…」と俺が言うと
「……分かりました。ですが、騎士団のメンバーには言わないのですか?団長の素性を。混乱を招く可能性も…」とゼリアが疑問に思った事を言う。
「もちろん、言う。俺の素性とレイカの事も。俺を悪く言う奴は構わない。だが、以前、レイカのスペックに嫉妬してレイカの事を悪く言った奴等が居たんだ。俺も最善を尽くすが、何が起こるか分からない。だからゼリアが俺の手が届かない所をお願いしたいんだ。」と俺は言った。
「分かりました。…夜も更けましたし、レイカの体調が最優先ですので私はおいとまさせていただきます。」とゼリアが言い
「こんな時間まで悪かった。…じゃあおやすみ」と言いゼリアは自分の部屋に戻った。