「…」答えを渋ってると団長が
「位が上がれば、部屋にキッチンも付くしいろいろ楽だぞ。」と言うと
「…猫は?」と続けて思い出したように団長は言うとあたしは
「隠れてます。…シエル。あっ猫の名前ですけど、警戒心強いみたいです。」と言うと納得した顔に団長はなった。
「…猫は大体人懐っこいのと飼い主しか懐かない2パターンだからな。まぁ、例外もあるが。」と一言。
「じゃあ、猫のストレスになるから用件も済ませたし部屋に戻る。…おやすみ」と言うと団長は部屋から出ていった。…ご実家で猫を飼ってるだけあって、猫の事をよく知ってるみたい。
「じゃあ、私も部屋に戻るね。おやすみ。」と言うとゼリアさんも自分の部屋に戻った。
するとシエルがベットの下から出てきた。…警戒してたんだね。あたしの足元に座り、何かをねだってる目…ご飯はさっきあげたし、遊びたいならおもちゃ持ってくるし…もしかして、抱っこ?そう思い、シエルを抱っこして首の横を優しく掻いてあげるとシエルがゴロゴロ喉を鳴らし始めた。…甘えたかったんだ。そうだよね。まだ子猫だもん。暫く首を掻いてると、シエルは
「寝ちゃった…おやすみ、シエル。」と言い、シエルを寝床に横たえ、あたしも寝た。