「……分かりました。ご迷惑掛けてすみません。ですが、これだけは分かっていて欲しいのですが、あたしはその国が有してる技術力で生活水準を上げて行くべきだと思います。…簡単な方法があるのなら、楽な方へと考えてしまうから。」とあたしは言った。
「分かった。レイカはタイム・エデンの事を考えて詮索されないようにしていた、か。」団長はそう言い、何かを考えていた。
あたしは紅茶の蒸らし時間が終わったから(砂時計で計ってた。)カップに紅茶を淹れて、喉を潤した。
「さ、この話しはおしまい。」とレイスさんは言った。
その場の空気は柔らかくなり、あたしが頼んだタルトはカスタードクリームはくどく無い甘さで美味しかった。
細やかなティーパーティーを楽しんだ。
「団長、ご馳走様でした。」ケーキセットを奢ってくれたから。
「気にするな。」と言ってくれた。
三人で店を出て、帰る時に事件が起きた。