「レイス!今レイカが使ってるもの、分からないか?」そう聞くと、
「水、重力、…げっ?!補助も使ってる…どんだけだよ…」《補助》それに引っ掛かりを覚えた。
「補助ってどんな風に使ってるんだ?」と聞くと
「つまり、攻撃の水、重力を威力を増して、なおかつ、体力、精神力の消費を減らしてるんだ。」…チートかよ。
「ともかく、レイカを止めなきゃいずれはこの診療所も潰れる!」レイスが言う。
「今、レイカは見聞き出来てるのか?この状況を。」また聞く。
「……うっすらだが、分かってる。」そうレイスは言うと俺は
「分かった。」そう言うとレイカの方へレイカの水、重力を相殺しながら歩き出す。
一歩、また、一歩と歩くとレイカの水、重力は威力を増す。……だが、止まれない。いや、絶対に止まらない。
…知ってるか?レイカ。俺は、レイカに一目惚れをしたんだ。
だから、レイカがどんなに大きな物を背負っていても俺が受け止める。