「……知らないのですか?他の団員はあたしの事を悪く言ってる事を。…突き詰めて、止めてと言っても白を切られています。だから実力で見返すしか無いんです。」…知らない事だった。

…長い時間を掛けて能を磨く人にとってレイカは無属性である《重力》を意図も簡単に使いこなしてる。

…面白くないな。

「…なぁ、レイカ、何故、能をそんなに自由に使えるんだ?」その言葉がレイカの琴線に触れてしまった。

「…んで……に……のに。」ぼそり、とレイカは言った。

「ん?」聞き返すと

「望んで水之宮の分流に生まれたんじゃ無いのに!!!!!!!」その言葉がトリガーになり、レイカの周りを水が包み、俺達を攻撃してきた。咄嗟に俺の火で相殺するが、かなり強い。

…水の適性もあるのか!!

「レイス!どうなってる!」水を相殺しながらレイスに言うとレイスは

「!!…ヤバい!!暴走だ!重力も来るぞ!」言う途端に重力が来て、水の重さが増す。

「まだ能が増しそうだ!!」チッ!最悪だ。