セドリックたちがいる部屋に急いで戻ると水華とセドリックを見に来ていたマーガレットさんがオドオドしていた。

「少しの間だけでしたのに…」としょぼん、とした感じが兄妹だな、と思った。

セドリックたちがいるベビーベッドに顔を出すと抱っこ…と言っている気がしたから最初にセドリックを抱っこすると、セドリックはオムツだった。セドリックはクロードに任せて水華を見ると、丁度水華にとっての(セドリックと水華では1度に飲む量が違うから。)おっぱいの時間だったのを思い出した。

奥の寝室に移動して準備を済ませてからおっぱいをあげると飲み始めた。

……この時、スゴく温かい気持ちになる。

……お母さん、お父さん、今はスゴく幸せだよ。

ふと、窓辺に目を向けると暖かく、柔らかい日差しが降り注いでいた。