「お義姉様!私もお姉様のお料理を頂きたいですわ!」

「義姉上!僕も義姉上の料理を頂きたいです!」…二人してハモって…。

「~~~ッ分かった。只し、短時間の料理限定だ。」………クロードが折れた。このままじゃ事態が収拾しないからね。

「レイカ、」クロードがあたしに向かって言おうとしたけど、先の内容が分かったから

「大丈夫。」そう笑ってから

「お口に合うかどうか分かりませんが精一杯勤めさせて頂きます。」とその場を収めた。

……でも、クロードがなんか言いたそうだったのは何だろう。

ーー後日、あたしの得意料理のふあとろオムレツは大好評でお城のシェフの人がレシピを聞いてきたのはびっくりした。(こっちではふあとろの料理は無いらしい。)その時一緒に居た雪奏様はあまりのシェフのレシピに対する気圧で引き気味だった。