仕事終わりにレイスの診療所に向かいレイスに証人の欄に書いて貰った。
これで次の休みに提出すれば、名実共にレイカは俺のものになる。…ん?別に休みに、じゃなくて良いのか。昼休みに抜け出して、レイカと合流してからでも良いんだし。…これもレイカに相談だな。
城にある俺たちの部屋に帰り、リースに今日の様子を聞くと、客は来なくて、一日中レイカは部屋でのんびり出来たらしい。
「ただいま。」部屋に入るとシエルがキャットタワーからこちらを見ていた。
「おかえりなさい。クロード。」とレイカは針を休めて出迎えてくれた。…癒される瞬間だ。
「ちびたちも、ただいま。」とレイカの腹を触ると動いてくれた。…ここに俺たちの子どもがいると思うと幸せな気持ちになる。
「レイカ、結婚申請書だけど、レイカはいつ出したい?…昼休みに抜け出してから何処かで待ち合わせしてから提出も出来るけど?」夕飯の時間までのリラックスタイム。…短い時間でもレイカと喋れる貴重な時間。
「うん。あたしが抜けたからクロード、忙しいと思うし、クロードが一番良いと思う案で良いよ。」
「じゃあ、明日出しに行こうか。」と待ち合わせ場所等を決めたりした。