ー翌日sideクロードー
少しの開き時間を見つけて俺はゼリアを団長室に呼び出した。
「…と言うことでレイカ側の証人を引き受けて貰いたいんだが、構わないか?」応接用のソファーに座って向かい側にゼリア。
「はい。喜んでお引き受けします。」と目の前に置いてある書類の妻側の証人欄にゼリアが名前を書き込んだ。
「ありがとう。わざわざ来てもらって悪かったな。…今度、城にあるカフェテリアに招待する」…城にあるカフェテリアのスイーツはダントツの美味さを誇る。スイーツ好きには一回でも良いから行きたい場所に堂々の一位を叩き出す位にな。…レイカ曰く、ゼリアは行ってみたいと言っていたらしい。
「わ、ホントですか?ありがとうございます♪」…ほら、食いついた。
「シフォンケーキとかなら持ち帰り大丈夫だから思う存分楽しんで良いぞ。…俺からのお礼だ。」にっこ~っと笑ったゼリアは
「では、非番の日に伺わせて頂きます。…後、その時レイカと一緒に、とは出来ませんか?」若干聞きずらそうにしていたが俺としたら好都合。
「馴れない城暮らしで気を使ってるかもしれない。ゼリアと話す事でレイカが楽しんでくれるなら俺からは言うことは無い。寧ろ、こちらから頼みたいほどだ。」話し終わりが終わり、ゼリアが部屋から出ると次の人がいる時間までに仕事を終わらせる事にした。