「レイカさ結婚申請書のレイカ側の証人、二人決めなきゃいけないんだが、誰が良い?…こいつを出さなきゃちびたちが生まれた時に出生届が受理されないんだ。」ベッドに二人で横たわって後ろからクロードが抱き締めてくれている。
「そうなんだ…じゃあ、ゼリアさんとレイスさん。…二人にはお世話になってるしね。」団員で結構喋る様になった人はいるけどやっぱり一番はその二人。ゼリアさんはお姉ちゃんみたいに仲良くしてもらってるし、レイスさんはつわりの時や始めてこっちに来たときとか良くして貰ったから。
「分かった。二人には書いて貰うように俺が言う。俺の証人は父上と議長だな。」と言ってるのを
「うん。……宜しく」と半分寝に入った声で返すとクロードがクスッと笑った気がしてから
「分かった。レイカ、もう眠いだろ?ゆっくりお休み」と言った。