「クロード、言ってる事と本音、全く違うでしょう?」とくすくす笑いながら言うと
「こっちは深刻なほどレイカ不足に悩まされてるんだ。」とプイっと顔を横に向いた。
………可愛い過ぎるよ。
「じゃ、一緒に食べよっか。…でもお昼は食堂で摂らせてね?…あたしだってクロードがいなくて寂しいんだから。」最後は小さく言ったつもりでもクロードにはハッキリと聞こえたみたい。パッと満面の笑みになってサッとあたしの後ろに回り込むと、後ろからギュ~っとされた。
「…可愛い事言うなよ。自分の制御が出来なくなる…」あたしの首筋に顔を埋められた。クロードの低音ボイスで腰、砕けそう…。
暫く、後ろから抱き締められていたけど、ノックが聞こえて
『クロードさま。ご夕飯の準備が調いましたが…』とリースさんの声が聞こえた。夕飯、の言葉に反応したのかお腹がぐにゅぐにゅ動く。
「ちびたちも減ってるみたいだし、夕飯にするか」とクロードに言われて夕飯を摂った。