もう1度だけ、と思いレイカの首筋に顔を近付ける。
……レイカの香り、病みつきになる。
暫く堪能して名残惜しかったがレイカから離れるとレイカの顔が真っ赤になっていた。
自分の顔が真っ赤になってるのを分かっていたのか屈んでいた俺の胸にレイカは顔を埋めた。
「……ドキドキして恥ずかしかったんだからね…。」胸に顔を埋めた状態でもごもごと言う。
…声が直に響いて俺、ムズムズしてるんだけど…今、正に俺、イエローゾーン…レイカの体やチビたちに負担は掛けたくない。
「…ごめん。俺ちょっとヤバいから離れてくれないか?」レイカの両肩に俺の両手を乗せて弱い力でレイカを引き剥がした。レイカは《えっ》て顔をして
「……ダメ、だった?」とうるうる+上目使い=俺、ノックアウトの構図が成り立ってしまった…。
「いや、ダメじゃないけど、…レイカの事、食いたくなるからだ。」と最後はレイカの耳元で言い
「けど、俺としてはレイカの体の事やチビたちの事を考えるとどうしても、な。」分かってくれる様にレイカ頭を撫でながら、時折俺の指にレイカの髪を絡ませて言うとレイカは顔を真っ赤にして、爆弾発言をした。
「……えっと、ね。あたしでよければ手伝う?」