「さてと。今日の分はこれで終わりだから部屋に帰ろう。レイカ、疲れたろ?」レイカが立ち上がり易いように手を差し出してレイカはそれに掴まって《ありがとう》って意味でニコって笑った。
…レイカの笑顔は癒されるな…。
「今日の夕飯は俺が作るよ。夕飯、何食べたい?」扉の先にある俺たちの私室に移動して俺がギャルソン風のエプロンを着けると
「やった!!クロードの料理美味しいから好きなんだ。じゃあ…お魚のムニエルかな?」レイカはソファーに座ってる。シエルはレイカに背中をレイカの太股にくっ付けてる。…猫のこの行動は《背中を預けても大丈夫だ》って意味らしい。
「分かった。後、温野菜を副菜にするけど良いか?」と言って手を洗い終わってからレイカを見ると、レイカは眠そうにうつらうつらしてる。ゆっくりとレイカを抱き抱えて、ベッドに横たえた。
「出来たときにまた来るからな。」とレイカのオデコにキスをしてからキッチンに向かった。
飯が出来上がり、レイカの様子をみにベッドの近くに行くと、俺が近付く気配を察したのか目を開けた。
「少しは寝れたか?夕飯食べるか?」とレイカの頭を撫でてるとレイカは
「少しは寝れたよ。食べる。」と簡潔に答えた。