ー夜。ー

レイカのふっくらとし始めたお腹を右手で撫でて俺は股の間にレイカを座らせて後ろから抱き締めてる。

「クロード、話しって?」と聞かれて

「あぁ。レイカ、産休はどうしたいのかと思ってな。」言葉を選びつつ(捉え方ではレイカの機嫌を損ねるかも知れないから。)言うと

「産休、か。」とレイカは考え始めた。

「……クロードの近くの方が安心するけど。…やっぱり産休中ってお城に居ることになるの?」考えながらゆっくりと自分の考えを言ってる。

「俺はその方が安心だな。万が一何かしら起こったら対処しやすいしな。」…母上やマギーにレイカを城へ連れて来いって言われてるのは黙っておく。…レイカの負担になったらイヤだし。

「ねぇ、前にあたしが作ったレーザーポインターの興味示した人ってもしかしたらお城で働いてる?」……その話が来たか。

「あぁ。レーザーポインターを誰が作ったのか知ってるのは今の所俺だけだな。…察しの良いマギーとクレスはもしかしたら気付いてるかも知れないが。もし城で産休中を過ごすなら遠征がない限り毎日城に帰って来る。」