「朝飯の時間過ぎてもレイカ起きなかったから俺とレイカの分は後に回してくれって頼んできてたんだ。」と頭を撫でて宥める様な声だった。

「…え?ってことは…今、」

「8時半過ぎ。」とびっくりな返答。…モーニングはゆっくりで7時には始まり、8時終了。…あちゃ~……。

「にしても爆睡だったな。定期検診受けても起きないし」……はい?

「はぁ──。レイカ、お前、昨日の記憶何処まである?」と呆れてる顔で言うクロード。

「え…確か、お風呂入って、クロードが何かお風呂場の外から言われて…あれ?」記憶が途切れてる…。

「レイカ、風呂で寝てたんだ。全く。気付かなかったら大変なことだった。」う…。

「ごめんなさい…。」しゅん…。としてると

「これから危ないから俺も一緒に入るからな。…寝られたら困る。」……はい?

「一緒に、はちょっと…」遠回しに断ろうとするけど

「前科ありに発言権無し。」と一蹴。…あたしも寝ちゃったから悪いけど…。

「はい。この件はおわり。」とクロードに言われた。