同じ場所に座ってジーッと様子を見てるシエル。
「灰色の毛にスカイブルーの目…まさか、失礼ながらこの猫がシエルでしょうか?」とアルフェードさんが言うと
「あ、はい。この子がシエルです。」と言うと
「クロード様から御伝言です。『シエルを連れてこい。猫同士も顔合わせがあった方が良いだろう。』と」と言うと
「分かりました。…シエル、良い?」と言うとシエルはトコトコとあたしの足元に来て体をすりすり。…どうやらO.K.らしい。
リアンナさんがシエルを触ろうとしたら一瞬で毛を逆立らせてあたしの後ろに隠れて顔をひょこっとリアンナさんの方に出して様子を伺ってる。
「ごめんなさい。シエル、人見知りであたしとクロードにしかなついて無いんです。…普段はあたしでもクロードでもない人が入ると隠れてしまってこうして出てくる事が初めてでびっくりしてるぐらいで…」と言うとアルフェードさんが
「そうなんですか…ではレイカ様がシエル様ををお願い致します。」と言われて
「分かりました。」と言うとリースさんが
「ではそろそろ…」と言われてあたしとリースさんは私室に入った。