ゆっくり、自分のペースで仕事をこなす。
シエルは窓の側で景色をみてる。…シエルは最近遊んで貰うのはクロードでお昼寝とかだとあたしに近づいてくる。あたしに背中をピタッとくっ付けて寝てたり、お腹を見せて〝バンザーイ〟の格好で寝てたり、など。
…シエルから書類へ視線を戻して確認し、問題なしとしてあたししか押せない判子を押して確認済のフタ無しケースに入れる。次の書類に目を通す。…その繰り返し。
やがて、書類も後少しの時にシエルが窓の側から廊下に繋がるドアの前に歩いてドアを開けるのに充分なスペースを開けて座る。
…クロード、帰って来た。(シエルのお出迎えはあたしかクロードしかないから。)あたしも一旦仕事を休めてドアの前に立つと数秒もしないうちにドアが開いて、クロードが帰って来た。
「お帰りクロード。」と言うと
「ただいまレイカ、シエル。」と言うと
「変わりは無いか?」とクロードが言うとシエルはクロードの足にすり~っと体をすり寄せた。
「変わりは無いよ。」とシエルの行動に微笑みながら言った。
「そうか。」そう言ってあたしの膨らんできたお腹に触ってるクロード。