会議が終わりレイカは執務室で書類整理の予定だが、椅子から立ち上がるとレイカは俺の服の袖をピンピンと軽く引っ張った。どうかしたのかと思ってレイカを見ると顔色が悪い。

「…気持ち悪いか?レイスの所行くか?」と優しく言うと

「レイスさんの所は大丈夫。…けど仕事は無理そう…」と言った。

「分かった。横になってゆっくり休んでろ。…仕事は俺がやっとく。」と言って、ゆっくりレイカを立ち上がらせて、レイカの部屋に。

レイカの部屋に着くとレイカはふらふらとトイレの方へ。俺も追いかけてトイレの前で蹲るレイカの背中を擦る。少し楽になったのかレイカはふらふらとベッドに。水を枕元のチェストに置き

「寝れるんなら、ゆっくり寝てな?」と優しくレイカに言いレイカが瞼を閉じたのを確認してから
俺の分とレイカの分の書類整理を始めた。

……レイカ、悪阻がこんなに酷いんなら少しでも和らげる物が無いかレイス辺りに相談してみるか…。