一週間後には発症者が出なくなった


これで、今の病人を全員無事に回復させれば封じ込み作戦成功と言うことで。


父「優輝菜……。診察させてくれ……」


優輝菜が1人の時を見計らってお父さんは優輝菜に言った


優輝菜「お願いします」


父「……………………………。」


優輝菜「……………………………。」


父「大分弱ってる………。手術しよう」


優輝菜「今私が抜けたらマズイ……」


父「……………………………。
今しなかったら長くない……。発作も大分出てるだろ。歳君にバレるのも時間の問題だ」


優輝菜「……………………………。
手術して……助かる?」


父「……………………………。多分」


優輝菜「やらなかったら……あとどれ位?」


父「半年………」


優輝菜「……………………………。
半年………」


父「日本に戻ろう……。優輝菜」


優輝菜「……………………………。
私は………。戻らない………」


ジャリ………


優輝菜「っっっ!!!」


振り向くと………走り去る平助……。


優輝菜「やばいっっっ!!!お喋り平助っっっ!!!待ちやがれーーーーーー!!!」


後を追い掛ける優輝菜………


ごんっ!


優輝菜「どこ行くつもりっっっ!!!」


平助「ってぇーーーーーーな!!!
拳骨はねぇーーーーーーだろ!!!」


優輝菜「誰に言うつもり?」


平助「土方さん………」


グリグリグリグリ


優輝菜「何で?誰の許可を取ったわけ?
個人情報垂れ流すんじゃねぇよ………」


平助「……………………………。
生きろよ………」


優輝菜「生きれる保証もない」


平助「やる前に諦めるのか?」


優輝菜「歳と離れたくないのっっっ!!! 今帰って手術して死んだら歳に会えないじゃんっっっ!!!」


平助「残される恐怖………」


優輝菜「黙れ」


平助「土方さんに味わえって言うの?」


優輝菜「歳に言ったら日本に帰される。言わないで………」


平助「……………………………。
断る」


優輝菜「……………………………。
お願い……。平助……。歳と一緒にいたいの……」


ジャリ……


優輝菜「またか………」


後ろを振り向くと………


優輝菜「……………………………。」


土方「……………………………。」


平助「俺は行くな?」


歩き出した平助の後を追い、歩き出す優輝菜。


平助「っっっ!!!何やってんだよっっっ!!!話せよっっっ!!!」


優輝菜「やだ……。私の気持ちは変わらない。私は日本には帰らない。歳と一緒に帰る」


土方「優輝菜。来い………。今すぐ此処に戻れ」


腕を組んでイライラしてる


優輝菜「やだ〜〜〜〜〜〜!!!」


バタバタバタバタバタバタ


優輝菜は一目散に走り、土方から逃げた


土方「待ちやがれーーーーーー!!!
てか走るなぁーーーーーー!!!」