優輝菜「軍医が減るのは……ちょっと困るんじゃないの?」


近藤「休戦したんだ……。大丈夫だろ。
怪我人、病人から日本に帰し、兵を補充しなきゃな………」


武田「俺が残る。お前は帰れ」


優輝菜「ダメです。私も休むなら武田さんも順番に休んでください」


土方「お前は中間辺りに帰す」


優輝菜「はぁ?」


左之「2人は一緒に帰れよ」


総司「そうだよ。家族団欒は大事だよ?」


土方「……………………………。」


土方は優輝菜を見ると、首が取れそうな程思いっきり頷いている


優輝菜「燃料も浮く」


土方「……………………………。
分かった……。」


新八「ついでに陸も一緒にしてやれ」


平助「一族で楽しめよ」


土方「総司もか? 頭三人同時に抜けるのは駄目だ」


坂本「他の幹部が全員揃ってから一番最後に帰ればいいき。 帰還して脱走した兵の補充、稔麿への報告も頼むき……」


土方「分かった。俺ら3人は最後だ。良いな?」


総司「私は大丈夫です」


優輝菜「3人で帰ろう?」


土方「それじゃ、怪我人、病人から帰る組分けをする。
山崎!監察が帰った兵士の確認をしろ」


山崎「御意………」


優輝菜「監察も軍医もバラけさせてね」


土方「分かってる。坂本。船の用意を頼む。海軍にも休養を取るように伝えてくれ」


坂本「任せるきに」


晋作「俺は地元、下関に帰る。講和が気になる」


優輝菜「……………………………。
ぶち壊すなよ………?」


晋作「ぶち殺すぞ………」


優輝菜「高杉晋作と言う人物は無茶しかしない。」


晋作「土方優輝菜は此処に残るそうだ」


優輝菜「残りませんっっっ!!!」


土方「うるせぇな……。」


晋作「お前が悪い」


優輝菜「下関に帰るなんて言うから…」


晋作「故郷だ!馬鹿野郎っっっ!!!」


坂本「講和の邪魔はすんな」


晋作「しねぇーよ」


優輝菜「嘘付けーーーーーー!!!」


晋作「うるせーーーーーー!!!」


近藤「平等に割り振れよ?高杉と坂本と共に決めろ」


晋作・坂本「分かった」


優輝菜「幾つの班に分けるの?」


土方「三万ずつ……」


優輝菜「残った兵士はどうするの?」


土方「戦前と変わらん」


優輝菜「そっか…。台湾で暮らすの?」


土方「李朝朝鮮が良いのか?」


優輝菜「そりゃあ………長いこと暮らしてたし………」


土方「開化派、事大党に一月の休暇を与えようと思うが……良いか?」


山南「戦が始まったらまた招集したら良いのでは?」


土方「台湾までは遠い。俺らが戻る頃には戻って欲しい。戦が再開されても俺らは戦闘機があるから半日もかからず戻って来れる。いつ再開されるか分からないんだぞ………」


山南「では……二ヶ月程………」


土方「良いだろう」