一度飛ぶと、味を占めた様で今度は降りて来ない………………。



馬鹿野郎ーーーーーー!!!



経費の無駄遣いするなぁーーー!!!




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その日の夜、家でやはり呑む土方家と、沖田家。


優輝菜「抗生物質と、軟膏を大量生産して………」


優衣「………………。戦が始まるんだね」


優輝菜「半年後には朝鮮へ………」


沖田「薬の開発と……子供達を頼むね……。」


優輝菜「歳輝も……お願いします」


歳輝「俺も行きたい」


土方「中学生のお前に出来ることはねぇ……。しっかり学んで心配させんな。

所で優衣……。お前も発作は起きてねぇか?」


優衣「うん。元気だよ?もう何年も出てない……」


土方「そうか……」ニコッ!


優衣「薬の開発は任せて。朝鮮へ行っても戦闘機ですぐ取りに来れるでしょ?」


優輝菜「うん」


愛優「父上……戦へ行っちゃうの?」
ポロポロポロポロ


総司「生きて帰るから大丈夫だよ?母上を頼むね……」ギュ!


総司は愛優を膝に乗せ、強く抱きしめる


土方「勇司も置いて行く」


勇司「何でっっっ!!!」


土方「お前はまだ学生の身分だ。軍事に触れさせているのはいずれ日本を背負って立つ男だからだ。日露戦争でお前は指揮官になる。学力を付けとけ」


勇司「俺が……指揮官……」


土方「陸軍のだが……。空軍へ行くなら下っ端だ」


勇司「……………………………。
陸軍の指揮官………」


優輝菜「だから誠と勇司は別メニューで訓練を受けてるって訳………」


勇司「また英語入ってる」


優輝菜「みんなと違う訓練だ。いちいちうるせぇ!」


勇司「意味が分からなきゃ会話になりませんっっっ!!!」


優輝菜「はぃはぃ………」


勇司「俺は日本で何を………」


優輝菜「麻呂をサポートしながら勉強して。」


勇司「英語使わないでっっっ!!!」


優輝菜「……………………………。
煩いっっっ!!!麻呂を支えながら!!

歳輝と、夜は新選組の妻達も宜しく。

もし何かあったら、父上の刀や私の刀使って良いから………」


優衣「お父さんとお母さんは置いて行くよね………」


優輝菜「松本先生達を軍医として連れて行く………」


土方「父上と母上には薬の開発を……」


優衣「はい」