優輝菜「どう伝わってる?新選組は…」


翔「負け知らずの英雄集団!
優輝菜はそれで憧れてたんじゃねぇのか?」


優輝菜「新選組の全盛期は池田屋以降三年間位かな……。本来なら戊辰戦争でみんな死んじゃったんだけど、私が戦争を回避したわけ………」


翔「それって……」


優輝菜「バイクで大阪城乗り込んだ…」


翔「あれはお前かっっっ!!!」


優輝菜「あれ?って何だよ……」


翔「誰かが残した史実に、

突如光と共に大阪城に現れし異空の神。 龍となりて彼、戦を止め、日本を纏めた神なり」


優輝菜「…………………。彼……。」


土方「龍は……特攻服の背中の龍の刺繍か………」


総司「確かにあれは初めて見る人は驚くよ……」


優輝菜「ふふふふふふふふふ………。

はははははははははははは………。

私は神だぁーーーーーーっっっ!!!」


土方「落ち着け………」


優輝菜「今から皆様、どうぞ私を龍神とお呼び下さいませ」


土方「龍神……。」


優輝菜「やっば……。私、カッコよすぎる………。

はははははははははははは」


総司「何が龍神だよ……。
龍にもなってないじゃない」


優輝菜「歴史に私は神と崇められてる」


土方「調子に乗るなっっっ!!!」


優輝菜「無理……。崇拝して!!!」


翔「何したの?」


優輝菜「竹筒爆弾作って、発煙筒炊いて、拡声器で戦を辞めようと持ちかけた。

いやぁ〜〜〜…。私、かっこ良すぎ」


土方「で?その【彼】はどうなった」


翔「さぁ……。まさか優輝菜とは思わないんで、【彼】のその後は知らないけど、龍神は戦に度々出てくるんだよな。

神としてな……。世界中が【彼】を恐れてた」


優輝菜「【彼】じゃねぇ!龍。神!!」


土方「子を産む時の優輝菜は化けもんだぞ……」


優輝菜「ぶっ………………殺す!!!」


土方「嫌です」


総司「龍神の最期は……?」


翔「…………………。誰も知らないんだ。 日清戦争以降は姿表してねぇ……」


土方「………………………………。

優輝菜……。発作は………」


優輝菜「…………………出てないよ?」


土方「その間は…何だ」


優輝菜「最近の体調を振り返ってた。

ここ数年出てないよ」


土方「帰ったら親父に診てもらえ」


優輝菜「何も無いって」