謹慎処分も終わり、真面目に仕事を熟す毎日……。


優輝菜「……………………………。

つまらん………」


烝「悟り開いたんとちゃうんか!!!」


優輝菜「(ビクーーーーーー!!!)」


烝「甘いっっっ!!! 謹慎が解けて油断してる時が一番尻尾を出す時なんやで?」


天井裏から降ってきた烝………。


優輝菜「何だよっっっ!!!ビビったぁ〜〜〜………」


烝「まだまだやな」


優輝菜「人の寿命を縮めるのがお前の仕事だってすっかり忘れてた」


烝「おおきに! で?何やらかす気やったん?」


優輝菜「はぁ〜〜〜〜〜〜?何もしねぇ〜わっっっ!!!」


烝「なんやつまらん。此処からがわいの仕事やのに」


優輝菜「おぃ……。仕事なら姿表すな!!!」


烝「はいはい」


また消えて行った烝………。


何なの?何がしたかったの?


また仕事を始める優輝菜………。


土方も大変だな………。




ーーーーーーーーーーーー




左之「優輝菜ぁ!仕事終わったら団子食いに行くぞ!!!」


優輝菜「仕事……終わらない……」


新八「何やってたんだよ………」


平助「遊んでたの?」


優輝菜「……………………………。
あのね?文机での仕事はそんなに早く終わらないの。あんた達みたいに巡察で終わりじゃ無いの」


総司「それはそれで忙しいんだよ?」


優輝菜「あっそ。行ってきな〜〜〜」


左之「終わらないんだよな?」


優輝菜「うん」


左之は三人と顔を合わせ、ニヤリと笑う


平助は優輝菜から筆ペンを取り上げ、左之と新八が優輝菜の両脇を掴んだ


優輝菜「ちょっと待ったぁっっっ!!! 私は修行僧!!! 遊んでる場合じゃない!!!」


総司「行くよ〜〜〜!!!」


優輝菜「謹慎が解けたばかりなんじゃ〜〜〜!!! やめろ〜〜〜!!!」



……………………………。




優輝菜「お団子二本とお茶………」


ギャーギャー言っている間に甘味処に到着し、我れ先に注文する優輝菜。


左之「たまには休め!!!」


優輝菜「歳に絶対怒られるっっっ!!!早く食べて帰ろう。マジでヤバイ……」


平助「腹が痛くて厠にずっといたって言えば良いだろ」


総司「虫嫌いの優輝菜が厠?」


新八「何とかなる」


優輝菜「そりゃお前らは怒られないからな!!!」


左之「一緒に怒られてやるから良いだろ」


優輝菜「早く食べて帰ろう」