その男に背中を向けると、アパートから急いで出た。 朝陽っっ!! 今何処に居るんだよ…。 こんな事になるまで、黙ってるとか……もう少し俺のこと頼ってくれても良かったのに…。 朝陽の様子がおかしい事くらい気づいていたのに… なんで俺は…何もしてあげられなかったんだろう……。 最低だっっ!! 朝陽を探し回って、元々住んでいた家に行こうとした途中の公園で、 朝陽が倒れているところを見つけたんだ。 「朝陽っっっ!!!!」