「ボス、只今帰りました。」
椅子に座ってるボスの前にひざまずく。ほんと、ごっつい椅子。ドクロとか着いてるし。なんか…きもい。

「奴はいたか」

ボスの低い声が響く。やっぱ私、このチームの中でボスは苦手だな。何か…間に壁がある気がする。

「いませんでした。それらしき情報も、一切ありませんでした。」
「……そうか。」

そうか、は、ボスの部屋に戻れっていう合図。私は、速やかに自分の部屋に戻った。

ガチャ

「あー、やっぱ部屋は落ち着く!」

出る前と変わってない部屋!一番落ち着くかも!

コンコン

「どーぞ」
「お食事です」
「…あれ?食事って、自分でつくるんじゃなかったっけ?」
「向こうの世界に行かれてる間に、制度が変わりました。」
「…そっか。そーゆうこともあるか。ありがと!」
「では。」

バタン