『じゃあもうちょっと居てくれる?』
『っ、、居るから。ほら、早く食べないと冷める』
敬語からいつもの仕事以外での
話し方に戻った鶴谷くん。
やっぱりあの事気にしてるよね?
まだボーッとしてるところもあるから
その事を話そうと考えると
頭が痛くなる。
とりあえず考えることをやめて
せっかく作ってくれたあかゆを全部
食べてありがとう。とお礼を言った。
『ほら、横になって』
薬を飲んだ私にそう言って
ベッドへと寝かせてくれる。
いつもなら突き放しちゃうけど
今日ばかりはそれが逆に安心する。
『ねぇ、鶴谷くん、、帰っちゃダメだよ、、?』
『っ、、わかってる』
鶴谷くんの手をぎゅっと握って
照れてるのかな目を合わせてくれない
鶴谷くんを、見ながら寝てしまった。