ん、、、。
あれ、、
薄暗い部屋の中。
ワンルームの私の部屋。
キッチンで誰かが料理をしてる姿が
目に入る。
おでこにはぬるくなったタオルがのってて
『おかあ、、さん?』
夢のせいかな
そうつぶやいた。
その声に気づいたのかこっちに
歩いてくる。
そこで朦朧としてた意識が戻ってきて
目の前にいるのが鶴谷くんだと認識。
あ、私倒れたのかな?
それで運んでくれたんだ
そう分かった。
『しのぶさん?大丈夫ですか』
『んっ、、』
起きようとベッドに寝てた身体を起こす。
まだ頭がズキズキしてる。
『ごめんなさい、、私、』
『謝らないでください、送ってよかったです。』
そう言って立ち上がりまたキッチンへと戻っていく。
すぐに戻ってきた鶴谷くんの手には
『おかゆ?』
鶴谷くんが作ってくれたんだろう
おかゆが見えた。
『食べれます?無理しないでいいですよ』