『勝浦さんも残業ですか?』
『ん?うん、今日中に終わらせないといけないやつでさ』
コーヒーを一口飲んで笑って答える勝浦さんは
ほんとにカッコイイ。
きっと彼女自慢だろーなー。
『そーなんですかぁ』
『筒村はもう帰んの?』
『はい、早く帰ってお酒飲みたいです』
『ははっまぁつかれた時にはお酒だよな』
そう言いよしっと立ち上がった勝浦さん。
見上げた私に向かって
『呑み行くか』
そう行った。
『え、え?私とですか?』
『おう、あれ用事ある?帰るって言ったからいけるかなと思ったんだけど』
『そ、そんな、ないです。いけます、行きます』
必死に手を横に振る。
だって勝浦さんと呑みに行くんだよ?
しかも誘われたんだよ?
行くしかないでしょ!
もったいなさすぎるでしょ!