私、安心してこの後の約束を
鶴谷くんの目の前で、、
気持ちを知ってるくせに
そんなこと普通目の前で言わないよね。
鶴谷くんは
じっと私を見てたけどフィッと
目を逸らし机の上の書類を片付けると
出て行ってしまった。
あぁ、、私のばか!
『あれ、なんか怒ってた?彼』
その状況を察してか
勝浦さんはそう聞いきた。
『あ、いえ。そんなことは、、』
嘘をつくのが下手なのが出てしまう。
しどろもどろになりながら答える私に
『彼と、、なんかあった?』
そう真っ直ぐな目で聞いてきて
私はそれ以上嘘も付けなくて
ごめんなさい、鶴谷くん。
と心の中で謝り
鶴谷くんに告白されてることだけを伝えた。
さすがに、抱きしめられたり
頬にキスされたことは言えない。
『やっぱりなぁ、だと思ったよ』
でも返ってきた言葉は意外なもので
なるほどやっぱり、と頷いてた。
え、わかってたの?