『、、それはずばり三角関係というやつね!』
お昼の休憩、明里は興奮したように
私の話しを聞く。
『だからー鶴谷くんが言ってるだけで勝浦さんはそんなことないってば』
『分からないわよー?案外そうだったりして』
うんうん、と頷く明里は
ありえるかも!なんて人事だと思って楽しそう。
『あ、ほら。噂をすれば!』
そう言いながら指を指す方には
こっちに向かってくる勝浦さんの姿。
相変わらずスーツ姿も爽やかで。
『よっ。この前は遅くまで悪かったな』
『あ、いえ。相談した側ですもん、こちらこそすみません』
顔の前で片手でごめんのポーズを軽く
する勝浦さんに私はお礼をする。