モヤモヤしたままの私は

休憩中に問い詰めてやろう!


と思って鶴谷くんに近寄るもすぐに
どっかに逃げてしまう。


いつもなら自分から来る鶴谷くんも


全然来なくていつもと逆。




だんだんイライラしてくる私に



『ちよっと、あんた顔こわいよ』



そう隣のディスクから耳打ちしてくる明里。



その空気を悟ったのか昨日の勝浦さんと
の話は聞いてこない。




『え、ちょっとね、、』



『なに、勝浦さんとなんかあったの』



『違う、勝浦さんはやっぱり良い人だったわ。原因は鶴谷くん』



だんだんキーボードを押す力が
強くなる。



分かってないっすね


その言葉を思い出すだけで腹が立ってきた。




『ふーん、じゃあ帰りにとっ捕まえたら?』



あ、そうね。


なにも仕事中だけ突き止めるチャンスがあるわけでもないんだから。




そうなればなんとしても鶴谷くんより
早く会社を出なくちゃだわ。




そう考えた私は


急いで仕事を終わらす。



そんな姿を見て明里は笑ってたけど

そんなのも今は無視。



あの言葉の意味を言わせて
謝らせてやる。