見られてた、、のかな。


うん、そうだよね、だって私が
エスカレーターの前から逃げてきたんだもんね


後ろにいるんだし
嫌でも目に入るわよね。



『ん?この子は』


『あ、私の指導している新人です』


『あぁ、彼がそうなんだ』



なるほどっといったように
納得した勝浦さん。


一人なぜか焦る私。


『俺は筒村の元担当の、、、』


『俺、鶴谷っていいます。しのぶさんには良くしてもらってます』


話を割るように話しはじめる鶴谷くんは
じーっと勝浦さんの目を見てる


そんな鶴谷くんに少し戸惑う勝浦さんは
次の一言で真剣な顔に変わった気がした。


『仕事以外でも』