お昼も終わり、午後からの仕事を
順調にこなす。
『筒村さん、ここ確認してもらってもいいですか』
この前の新商品のアイデアを出し
仮採用され形にするための最終書類を
まとめていた鶴谷くん。
肩をぽんと叩かれ書類を渡される。
『あ、うんわかったわ。』
『お願いします』
仕事中はほんと真面目なのに。
かわいいとか言ってほんとたまに
不真面目になるけどね。
でもそれでも仕事はテキパキとこなして
くれるし実質もう指導としての立場なんて
いらないんじゃない?って思う。
『あ、あとこれなんですけど、、』
わからないとこは聞いてすぐ理解して
どんどん吸収していって
その仕事能力が羨ましいと思うくらい。
人って欠点があれば良点もあるもん
なのね。
無事に仕事も終わり
一段落した書類の見直しも鶴谷くんへと
返してこの日は仕事は終わり。
と、丁度携帯のバイブが鳴る。
ディスプレイには
『終わった?会社の前で待ってるからゆっくりこいよー』
と、勝浦さんから。
待たせるのは悪いし急がないと。
早く片付けて着替えて急いで会社を出る。