『しのぶさん♪』



その声に足がピタっと止まった。


目の前には一足先に会社を、出てた
鶴谷くんの姿。


『そーんな、嫌そうな顔しないでくださいよー』


『え、あ、ごめん』



顔に出てたか、、。


そんなの気にしてないって感じの鶴谷くんは

横に来て一言。


『これからご飯行きませんか?』



やっぱり


言うと思ったよー。


だから私は素直に


『今日は家でゆっくりしようと思ってたから、、ごめんね』


そう断った。


の、に、



『あ、家でもいいっすよ?』



なーーんてとんでもないことを言う。



思わず


『はぁぁ?』


そう口から漏れてしまった。


その驚いた顔と声に鶴谷くんは


『びっくりしすぎ、冗談っすよ』


とケラケラ笑って言う。


、、、こいつ腹黒い絶対。




悔しい気持ちを押し殺し
大人な対応をするのよしのぶ。

と言い聞かし



『からかわないで、明日も出勤なんだから鶴谷くんも今日は帰りなさい?』


と大人っぽくを意識し説得。