『じゃあ俺も手伝います』



『え?い、いいよ大丈夫!すぐ終わるよ』


ここで借りなんて作れば
後でなにをお願いされるか分からない!


なんて考えが巡って必死に大丈夫と言う。


そんな私に鶴谷くんも引かず



『二人でしたほうが早いって、ね、ほら手伝いますから。』


と半ば強引に手伝ってきて


折れた私はしぶしぶ教え
笑顔の満足した鶴谷くんに任せた。



まぁ早く帰ってゆっくりしたかったから
助かったのは助かったんだけど、、



なんから変なことお願いされたり
しなけりゃいーんだけど。




部長に押し付けられてから一時間。

手伝ってくれた鶴谷くんから書類を貰い
部長に提出。



『お、早かったな!さすがだなー筒村』


なーんて思いっきりお世辞を言ってくる
部長に笑顔でハイと言ってディスクに戻る。


疲れた。


やっと帰れる。



片付けをして更衣室へと向かう。


着替えて、今日は
帰りに甘いものでも買って帰ろうかなー


なんて考えて会社を出る。